フィリピンのお酢 suka(スーカ)

いろいろなフィリピン料理に使われるお酢

フィリピン料理にはお酢がよく使われます。
煮込むときに使ったり、焼いた魚や肉をお酢につけて食べたりします。

アドボはしょうゆと酢で煮込んだ料理。
キニラウ(キラウィン)は生魚を酢であえた料理。
パクシウは酢で魚を煮た料理。
焼き魚には、しょうゆと酢にカラマンシー(柑橘類)や唐辛子を入れたつけだれ。
バーベキューは、唐辛子などを入れた酢をつけて。

といったように酢をよく使います。

フィリピンに行ったときに、鶏肉のバーベキューを食べました。

ご飯の横の白いお皿に入っているのがお酢suka(スーカ)です。その奥に見えるのが、カラマンシーと呼ばれる柑橘類です。すだちと同じように使います。スーカもカラマンシーもつけるとおいしいです。

 

いろいろな種類があるフィリピンのお酢

世界には4000種類ものお酢があるといわれています。

日本は米酢が多く使われていますね。

フィリピンのお酢はsuka(スーカ)と呼ばれています。
その原料は主にさとうきびとココナッツ。ほかにもニッパヤシやサトウヤシを原料にしたものなど、いろいろな種類があります。

唐辛子やにんにく、玉ねぎ、しょうがなどをつけ込んだお酢も売られています。

       

さとうきび酢を使っています。

我が家がよく買うフィリピンのお酢はDATU PUTIというお酢です。

フィリピンでよく見かけるお酢のひとつです。
日本国内のフィリピンショップやブラジルショップなどでもよく売られています。

VINEGAR
SUKANG MAASIM

と書かれています。
VINEGARは英語で「酢」
SUKAはフィリピンの言葉で「酢」
MAASIMはフィリピンの言葉で「すっぱい」という意味です。
SUKANG MAASIMというのは、フィリピンで一般的な酢の種類で、他の酢に比べてマイルドらしいです(比べたことがないから?ですが・・・)

SUKANG MAASIMの文字の下に原材料CANE VINEGAR AND WATERと書いてあります。
さとうきび酢と水です。

ということで、我が家で使っているのはさとうきび酢でした。

うまく表現できませんが、日本でよく使われている米酢、穀物酢とは、風味が違います。


日本のお酢とフィリピンのお酢でアドボを作ったことがありますが、やはりできあがりが違いました。
日本でもお酢を入れて鶏肉を煮込むレシピもよく見かけるので、日本のお酢でもおいしくできあがりますが、フィリピンのアドボを作るなら、フィリピンのお酢を使うのがおすすめです。